サステナビリティ

サステナビリティへの取り組み

当社グループは、「ほんとのであいのおてつだい」をミッション、「Creating a world without boredom.」をビジョンとして掲げ、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、持続的な企業価値の向上を目指します。

サステナビリティ基本方針

  1. 事業活動を通じた社会課題解決への貢献
  2. 事業活動が地球環境に与える影響を配慮した環境負荷の低減
  3. 人権の尊重および従業員の安全・健康と公正な処遇
  4. 法令順守およびコーポレートガバナンス・リスクマネジメントの推進

サステナビリティ推進体制

取締役会
サステナビリティ経営の最終的な監督
サステナビリティ委員会
重要事項を審議し、随時取締役会に報告・助言
執行役員会
取り組みの執行に関わる決定
サステナビリティ推進プロジェクト
グループ全体の取り組みを推進

当社グループは、SDGsの達成および企業の持続的な価値向上を目指し、上記の体制のもとで取り組みを推進しております。

マテリアリティ(重要課題)

環境と共に生きる社会の実現 リユース事業の拡大を通じて廃棄物削減に寄与し、SDGs12「つくる責任つかう責任」の達成に貢献します。
ほんとのであいのすそ野を広げる ワクワクする店づくり、新フォーマット開発と出店、読み聞かせ会をはじめとするイベントを実施し、SDGs4「質の高い教育をみんなに」に貢献します。
差別・ハラスメントの撲滅 問題の早期発見が可能な環境の整備や、管理職向け研修を通じて、すべての従業員が安心して働ける職場づくりを推進します。
安全と健康を守る労働環境の整備 労災の発生しない安全な作業環境と清潔で自由に過ごせる休憩環境の提供に取り組みます。
コーポレート・ガバナンスの強化 コーポレート・ガバナンス・コードへの対応と資本コストや株価を意識した経営の実現を目指します。
リスクマネジメントの推進 リスク対応計画の策定と情報セキュリティへの適切な投資を行います。

マテリアリティの特定プロセス

社会課題の抽出

サステナビリティ推進プロジェクトが、自社の方針、国内外の社会課題、国際的なガイドライン、他社の取り組み等を幅広く調査し、150項目の社会課題を抽出しました。

社会課題の絞り込み

サステナビリティ委員会のアドバイスを得ながらサステナビリティ推進プロジェクトが、33項目を選定しました。

ステークホルダーへのアンケート実施

お取引先様や従業員などにアンケートを実施し、「ステークホルダーにとっての重要度」と「当社グループにとっての重要度」のマトリクス表を作成しました。

マテリアリティ案の作成

サステナビリティ推進プロジェクトがアンケート結果をもとにマテリアリティ案を策定し、サステナビリティ委員会に提案しました。

マテリアリティの特定

取締役会及び経営層による議論を経て、6つのマテリアリティを特定しました。

環境への取り組み

リユース事業の推進

読み終わった本やトレカ、ゲームを買い取って販売するリユース事業を行っています。「駿河屋」のフランチャイズとして中古ホビーのリユース事業も展開し、SDGs12「つくる責任つかう責任」の達成に貢献しています。

エネルギー管理の徹底

全店のLED照明設置を完了し、CO2削減を進めています。タブレット端末よるペーパーレス化や「エネルギー管理規定」に基づく設備の管理・運用により、省エネに取り組んでいます。

廃棄物削減への取り組み

容器包装の簡素化・減量化、レジ袋の有料化、ダンボールや紙ゴミ等の分別とリサイクル、プラスチックの分別と再生専門業者への引き渡しなど、環境負荷軽減に取り組んでいます。

社会への取り組み

社会貢献活動

「ブックサンタ」への協賛
「災害支援」「万引防止対策」などへの寄付

質の高い教育の提供

「読み聞かせ会」などのイベント実施

当社グループは、身近な場所に書店がある社会の実現を目指しています。子供の頃から本と触れあう環境をつくることで本が好きな人が増え、それがSDGs4の目標「質の高い教育をみんなに」達成の土壌となると考えています。

地域社会との交流

学生向け職場体験学習の受け入れ

環境保全活動

再生可能品の回収

人的資本への取り組み

指標 目標 実績(当連結会計年度)
管理職に占める女性労働者の割合 20.0% 17.8%
男性労働者の育児休業取得率 前連結会計年度を超える 50.0%(前連結会計年度と同率)
正規雇用労働者の男女の賃金の差異 82.0% 81.0%
正規雇用労働者の有給休暇取得率 60.0% 52.1%

当社グループは、「株式会社三洋堂ホールディングス行動計画」を策定し、「職場環境改善に取り組み、ワーク・ライフ・バランスの充実を図る」「女性活躍推進のためキャリア形成支援を行う」という2つの目標を掲げています。有給休暇取得率の向上、残業時間の削減、健康管理への意識向上、社内外の研修活用による自己啓発推進、女性管理職の積極的登用などに取り組んでいます。

株式会社三洋堂ホールディングス行動計画

社員がその能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り働きやすい雇用環境を整備を行うため、次のように行動計画を策定する。

  1. 計画期間
    令和5年(2023年)4月1日~令和10年(2028年)3月31日
  2. 内容
    目標1:職場環境改善に取り組み、ワーク・ライフ・バランスの充実を図る。
    <対策>
    ①前行動計画に続き、有給休暇の取得を阻む要因をあげ、ひとつひとつ解決するよう全体の意識付けを行い、有給休暇取得率の増加を図ります。
    ②前行動計画に続き、残業時間の発生および管理状況、その内容を把握し、残業の発生の原因を追究します。残業時間を月単位で確認し、予定範囲以上の残業が発生していた場合は報告書を上司が作成し、残業削減対策を全体で実施していきます。
    ③従業員の健康管理への意識向上に向けて外部機関を有効活用し健康管理に関する情報の提供、自己啓発推進の機会を提供していきます。
    目標2:女性活躍推進のためキャリア形成支援を行う。
    <対策>
    ①社内外の研修を有効活用し、自己啓発の推進を図ります。
    ②女性管理職を積極的に登用し、女性の管理職比率を増加させます。

ガバナンスへの取り組み

基本的な考え方

当社は、持続的な企業価値向上のため、監査役会制度および執行役員制度を採用し、経営の効率化、適切な意思決定と業務遂行を目指します。これにより、経営監督機能の強化とコンプライアンス体制の充実を図り、コーポレート・ガバナンスの強化に努めます。また、企業の社会的責任を認識し、株主の権利を確保するとともに、顧客、取引先、従業員をはじめとするすべてのステークホルダーとの適切な協働を推進します。

コーポレート・ガバナンス体制

コーポレート・ガバナンス報告書

コーポレート・ガバナンスの考え方や状況を記載しています。詳しくは、東京証券取引所に提出している「コーポレート・ガバナンスに関する報告書」の内容をご覧ください。

https://ir.sanyodo.co.jp/ir/ir_materials/other.html#target_id_area_ir_material_012_0